冬の沖縄で楽しめる人気のアクティビティ「ホエールウォッチング」。
ザトウクジラが出産と子育てのために暖かい沖縄の海にやってくる冬、県内ではクジラを間近で観察できるツアーが行われています。

ホエールウォッチングとは

ホエールウォッチングは、12月下旬から4月上旬までの期間限定で楽しめる、沖縄ならではの冬のアクティビティ。
出産と子育てのために北の海から沖縄慶良間諸島にやってくるザトウクジラの迫力を目の前で見ることができます。
体長は約15メートル、体重は約30トンという巨体に、大きな胸びれと扇のような尾びれが特徴のザトウクジラ。
運が良ければ、お母さんクジラに連れられた赤ちゃんクジラに会えますよ。
ダイナミックに沖縄の大海原を泳ぐクジラの姿は、忘れられない感動的な旅の思い出となることでしょう。

ホエールウォッチングの流れ

沖縄で開催されるホエールウォッチングツアーの所要時間は、おおむね2時間から4時間程度。
那覇・北谷・本部町など、沖縄本島各所から様々なツアーが催行されています。

出発前の事前準備

海風が冷たく、水しぶきがかかることがあるので防寒対策をしっかりしましょう。
また、冬でも晴れれば日差しが強いのが沖縄の特徴。
サングラスや帽子もあると安心です。
船が大きく揺れることがあるので、酔い止めも忘れずに用意しましょう。

集合場所から出港

滞在ホテルへの送迎、もしくは現地集合ですが、いずれも港の待ち合わせ場所に集合してから、船に乗って出発です。
沖縄の海とクジラを知り尽くした船長が、クジラと遭遇できるポイントまで案内してくれます。

ホエールウォッチング開始

出没ポイントまで移動したら、カメラやビデオを準備してクジラを探してみましょう!
なるべく遠くを見ることが船酔いしないコツ。
水面に現われた瞬間を見逃さないように!
自分の何倍も大きなクジラが目の前で繰り広げるパフォーマンスに心を奪われること間違いなしです!

クジラが魅せるパフォーマンス

ホエールウォッチングでは、クジラのさまざまなパフォーマンスを見ることができます。
特に代表的な3つをご紹介♪

ブロー(潮吹き)

ホエールウォッチングツアーにおいて、高確率で見ることができるブロー。
長いと40分以上も潜水することがあるザトウクジラは、息継ぎのためにこのブローを行います。
背中にある噴気孔から海水が高く噴出される様子は迫力満点!

テールスラップ

威嚇したり、自分の居場所を知らせるために、尾ひれを海面に打ち付けるダイナミックな行動。
ホエールウォッチングでは頻繁に見ることができます。

ブリーチ

ホエールウォッチング最大の迫力間違いなし!
最もダイナミックなパフォーマンス「ブリーチ」は、海面から体の半分ほどを出したあと勢いよく海へとダイブ!
遭遇できる確率が少ないので、海面から突然ザトウクジラの頭が現れたときはチャンス。
目をそらさずクジラの動きに注目してみましょう!

野生のクジラを間近で見ることは、日本ではとても貴重な体験。
大迫力のクジラの姿に思わず歓声が上がるでしょう。
冬の沖縄を満喫するなら、ホエールウォッチングがおすすめです!